[PR]

 昨年10月にグランドオープンした南陽市文化会館が「最大の木造コンサートホール」としてギネス世界記録に認定され、21日、白岩孝夫市長に公式認定証が授与された。1403の座席数が、フィンランドにあるシベリウスホール(1250席)を上回ったと認められた。

 ギネス世界記録の認定条件は、メインホールの構造が完全な木造であること▽毎月4回以上のコンサート、音楽公演が実施されていること▽メインホール座席数が1403席であることで、建築分野と音響分野の専門家による視察も求められた。

 記録の申請者は構造体を製作した山形市の株式会社シェルター(木村一義社長)。シェルターは石膏(せっこう)ボードを集成材で挟んだ三重構造の耐火木構造部材を開発した。1時間燃焼試験で耐火性能が認められ、南陽市文化会館に初めて使用された。

 白岩市長は「ここでしか味わえない音、ぬくもり、感動がもたらされるホールとして活用していきたい」と述べ、木村社長も「山形で開発された技術で、山形に建設できたことを誇りに思う」と話した。

 同会館は地上3階、地下1階。大きな8本の柱が来場者を迎え、大ホールのほか小ホール(最大500人収容)、展示ギャラリー、木育ひろばなどでもふんだんに国産の木材が用いられている。(内藤文晴)