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 昨年10月、七ケ浜町花渕浜の護岸工事現場で見つかった男性の白骨遺体が、考古学で使われる「放射性炭素年代測定」の結果、室町時代か江戸時代の人骨だったことが25日、県警への取材でわかった。胴体の骨を調べた結果、体の右側に大きな負担がかかっていたことも判明。男性が、かごやもっこで人や荷物を運んでいた可能性もあるという。

 震災関連事業として、県がかさ上げをしていた小豆浜護岸工事の現場で作業員が頭骨を発見。捜査員が付近を調べると胴体や足などの骨も見つかった。頭骨に複数の陥没骨折の痕があったことから、県警が殺人事件の可能性もあるとみて捜査していた。

 捜査1課によると、骨折が生前のものか死後についたかは不明で、死因も不詳。刑法が改正されて殺人事件の時効がなくなる前の古い事件で、すでに時効が成立している可能性が高いとする文書を検察庁に送る方針。遺体は町に引き渡すという。