[PR]

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)などは26日、小惑星探査機「はやぶさ」の技術を生かした家庭用の電源制御システムの試作品を都内で公開した。電力消費が設定レベルを超えたときに電子レンジやドライヤーなどへの電力供給を自動的に遮断して消費を抑える。

 宇宙空間で消費できる電力は限られるため、はやぶさは、その時点での優先順位に従って電力を機器に割り振る工夫をしていた。JAXAはこの仕組みを応用し、住宅設備の橋本総業(東京)などと共同で家庭や事業所向けの電源制御システムを開発した。

 家庭用コンセントに組み込むことができる装置が家庭全体の消費量を監視している装置と無線で通信し、設定に応じて電源を切る。オフィスなどでの実証利用を経て、販売予定という。はやぶさの総責任者を務めた川口淳一郎JAXA教授は「宇宙で役に立った技術を、地上や民間でも生かしていきたい」と話した。