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 青森県内の死亡原因の1位はがんで、死亡数の29・3%(2014年県人口動態統計)を占める。働き盛り世代での死亡も多いがん対策は「脱短命県」の要とも言える。県内の高い死亡率の原因や検診など早期発見の取り組みを3回にわたって探る。

 国立がん研究センター(東京都)の調査によると、人口10万人当たり何人ががんで亡くなるかを示した「75歳未満がん死亡率(年齢調整)」で青森県は04年から14年まで11年連続で全国最高となった。14年は98・0で、全国平均の79・0を大きく上回った。男性が131・4(全国平均100・1)、女性が69・8(同59・7)でともに全国最高だった。

 青森県の人はがんになりやすいのか。

 「実はそうではないことが最近の調査で分かってきた」と吉田茂昭・県立中央病院(青森市)院長は話す。県内のがん登録が進んだことで、がん患者の治療の状況など実態が把握できるようになったという。がん登録とは、がん発見の経緯や種類、治療内容など、がん患者についての情報を集める制度で、今月から情報提供をすべての病院に義務づける「がん登録推進法」が施行されている。

 県単位で実施している地域がん登録は、情報提供が任意のため、08年まで死亡診断書でがんだったことは分かっても詳細が不明なDCO(死亡診断書のみという英語の頭文字)率が4割を超えていた。しかし、がん登録への協力を様々な病院に呼びかけた結果、登録数も増加し、11年にはDCO率は2・6%にまで低下した。その結果、人口10万人当たりのすべての部位のがん発症率(罹患(りかん)率、年齢調整、10年)は男性で青森県430・6、全国平均433・0、女性では青森県292・3、全国平均292・6と、男女とも全国平均と大差なかった。

 では、なぜ死亡率が高いのか。

 がん登録の情報を分析した弘前…

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