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 東日本大震災による原発事故に関して、千葉県我孫子市は新年度、当時18歳以下で市内在住の子どもを対象に、甲状腺エコーと血液検査費用の助成を始める。エコー検査の補助は柏と松戸市が実施しているが、甲状腺がんを調べる血液検査費まで助成する取り組みは県内では初めて。

 助成額は両検査にかかる約1万5千円のうち3分の1にあたる5千円程度を見込み、50人分の計25万円を予算化する。市医師会の協力で指定病院を決める。

 我孫子市は2012年度から就学時前の子どもを対象に、翌13年度からは市内全小中学生を対象に、甲状腺の視触診をしている。また、12年度からは県内の自治体に先駆けて、放射線の内部被曝(ひばく)を調べる「ホールボディーカウンター」による検査費用の助成(3千円)も始めた。

 だが、甲状腺の疾患は視触診では見つからないケースもあり、初期被曝による子どもの健康被害を心配する保護者は少なくない。市内のグループは昨年9月市議会にエコー検査費用の助成を求めて陳情し、採択されたほか、新年度予算編成のパブリックコメント(意見募集)でも助成を求める声が多かったという。市は「不安を解消するためにはエコー検査だけでなく血液検査も必要だと判断した」としている。

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