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 宮崎駿さんが講演をするというのはめったにないことです。笹川記念保健協力財団主催の「ハンセン病の歴史を語る 人類遺産世界会議」で28日、「全生園で出会ったこと」と題して講演をするというので聞きに行ってきました。足しげく通っている国立ハンセン病療養所多磨全生園(東京都東村山市)、そしてハンセン病と自作「もののけ姫」との関わりなどについて、講演とその後の記者会見で語った内容を合わせてご紹介します。

 「今日ぐらいは折り目のついたズボンをはいていかないとと思い、今朝慌ててズボンをはきかえたものですから、財布からライターからハンカチからすべて忘れてしまいました。むかしハンセン病患者の人が隔離され療養所に入るとき私物をすべて提出したそうですが、まさかそういうことではなかろうなどと思いつつ、今日は下半身がスースーしているような状態で、お話しします」

 「私は全生園から歩いて15分くらいのところに住んでいます。今から50年前、結婚してトラックに所帯道具を乗せて新居に向かう時、前を通りかかって立派な柊(ひいらぎ)の生け垣が続いているのを見ました。ハンセン病については、感染力は弱いとか、特効薬があるとか、それからいろんな偏見があることなどは知識として知ってはいましたが、足を踏み入れる気持ちにはなれなかった。大変な苦労をし惨憺(さんたん)たる運命を生きてきた人に会った時、自分がどんな顔をしたらいいのか分からず、おそれたからです」

 「二十数年前、後に『もののけ…

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