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 米大統領選の民主党候補者指名で有力視されるヒラリー・クリントン前国務長官が在任中に公務で私用メールアドレスを使った問題で、国務省は29日、当時送受信した約3万通のメールのうち、7通を最も機密性の高い「極秘」に指定したことを明らかにした。

 これまで約1300通が機密扱いとなっているが、最高機密にあたる「極秘」の指定は初めて。安全性の低いメールを使って機密をやりとりしたことに批判が強まるのは必至だ。

 民主党候補指名争いの初戦となるアイオワ州党員集会を2月1日に控え、野党共和党は「国家の安全を無視して国民の信頼を裏切る候補者」(共和党全国委員会のプリバス委員長)と非難を強めており、選挙戦に打撃になる可能性がある。

 国務省のカービー報道官によると、7通のメールには37ページにわたる22件の書類が添付。送信された当時は「極秘」ではなかった。同省は29日、約1千通をホームページに公開したが、7通については情報機関の要請を受けて公表は避けた。(ワシントン=峯村健司)