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 囲碁の六冠・井山裕太名人(26)の師匠として知られる石井邦生(くにお)九段(74)=日本棋院関西総本部所属=が1日、大阪市での対局で山城宏九段に265手までで白番3目半勝ちし、公式戦1千勝(603敗1持碁)を挙げた。日本棋院と関西棋院をあわせ21人目。2011年に71歳で到達した工藤紀夫九段を上回る、史上最年長での達成だ。

 石井九段は福岡県出身。名人戦リーグに2回入り、13年囲碁マスターズカップ準優勝などの実績を持つ。プロデビューした1956年から1千勝までの期間59年10カ月も工藤九段を超え、史上最長。タイトル獲得経験のない棋士の1千勝は初めて。日本棋院関西総本部所属棋士としても初めてとなった。

 石井九段は「井山の活躍が刺激になり、井山の碁を勉強したことがプラスになった。私の1千勝達成はタイトルを取れない人の励みになるのでは」と喜びを話した。弟子の井山名人は「1千という数字が途方もなく、想像がつかないことです。長く関西総本部を引っ張って来られたので、みんな喜んでいると思いますし、私自身もうれしいです。本当におめでとうございます」とのコメントを出した。(大村治郎)

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