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 男性として生まれ、心は女性という性同一性障害と向き合いながら男女の声を自在に操る悠以(ゆい)さん(26)=兵庫県尼崎市出身=が21日、同県伊丹市内でライブを開く。自らを「ニューハーフ・シンガー」と称し、性的少数者(LGBT)への理解を広めたいとの思いを込めて。

 悠以さんは悠介(ゆうすけ)と名づけられて育ったが、幼いころから違和感を感じていた。中学3年の時、テレビで性同一性障害という言葉を知り、もやもやした悩みのもとを自覚した。母は「人としてまっとうに生きることが大事」と受け止めてくれた。だが、高校では男子として振るまい、苦痛を感じつつ男子用の制服を着た。休日に女の子の服を着て繁華街に行くことで、心のバランスを保った。

 「これからは女性として生きていく」。高校の卒業式の後、同級生に打ち明けることができた。「お前、女っぽい」とからかっていた同級生が言った。「ごめんな」。その言葉を聞き、悠以さんは思った。「自分がみんなに『あいつは男』と信じ込ませていた。私も悪いんや」

 母に新しい名前をつけてもらっ…

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