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 宮沢賢治の作品に登場する雫石町の「七つ森」のアカマツが、松くい虫被害に脅かされている。国の名勝に指定されており、県は被害発生を防ぐため重点的に監視していく。

 県が3日にあった森林病害虫被害対策推進協議会で報告した。町によると、七つ森は面積約180ヘクタールの町有地で、その半分程度がアカマツ。県が昨年現地を調査したところ、約150本の枯死木が確認された。県は松くい虫被害発生の可能性が非常に高いと判断し、部分的に樹種をアカマツ以外のものに転換する方針だ。

 賢治は理想の地として岩手を「イーハトーブ」と名付けて作品に登場させており、七つ森にそうした風景が残っているとして、国指定名勝「イーハトーブ風景地」の一部に指定されている。(角津栄一)