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 ブラジルで恒例のカーニバルが5日、始まった。だが、経済の低迷がブラジル最大の祭典に影を落とし、実施を取りやめる自治体も相次ぐ。5日で半年後に迫ったリオデジャネイロ五輪も、経費節減を迫られている。

 パレードの華やかな山車はカーニバルの目玉の一つ。だが、リオ市のサンバチーム「レナッセール・デ・ジャカレパグア」は今回、中古CDや使用済みの発泡スチロールを飾り付けに使った。演出家のジョルジェ・カリベーさん(45)は「資金不足なので工夫するしかない。材料の30%はリサイクル品だ」と話す。

 ブラジルは経済の低迷が続き、2015年の成長率はマイナス3%と予想されている。スポンサー集めに苦しむサンバチームも多く、ペットボトルや空き缶を再利用して飾りに使うチームも出てきた。

 苦しい財政状況を理由にカーニバルそのものを取りやめる自治体も相次ぐ。地元メディアによると、サンパウロ州カンピーナス市は昨年12月に中止を決定。約130万レアル(約3900万円)を節約できるという。同州ポルトフェレイラ市は中止で浮いた予算を救急車購入に回す。ミナスジェライス州でも、少なくとも11市が取りやめを決めた。

 ブラジルでは昨年から、蚊が媒介する感染症「ジカ熱」が流行。1月下旬にはサンバ会場でも、大規模な蚊の駆除作業が行われた。カーニバルには世界中からたくさんの観光客が訪れることから、ジカ熱の拡大を懸念する声もある。

 経費節減が必要なのはリオ五輪も同様だ。五輪組織委員会は、ボランティアを当初予定の7万人から5万人へ縮小すると決め、ユニホームや交通費、食費を節約。大会用車両も5千台から4千台に減らす。ボート会場の仮設スタンド設置も取りやめた。「お金を使わずにどれだけやれるかを示す好例になるだろう」とリオ市のパエス市長は言う。(リオデジャネイロ=柴田真宏)

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