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 世界経済の減速感が色濃くなってきました。気掛かりなのは牽引(けんいん)役だった「米国経済の変調」です。原油価格の低迷を背景に雇用情勢、企業業績、投資環境にほころびが見え始めています。

 1月の非農業部門の雇用者数は前月比15.1万人増と、増加幅は前月(26.2万人)から急減速し、市場予測(19万人)も下回りました。一方で失業率は4.9%と前月(5.0%)より低下し完全雇用に近い状況ですが、労働参加率が約40年ぶりの低水準で推移している中での失業率改善は割り引いて考えたほうがいいようです。

 昨年10~12月期の米企業決算発表にも不安材料が出てきました。シェブロンの最終赤字転落をはじめとしたエネルギー業界の悪化、リンクトインやアップルが弱気な2016年見通しを示すなど、好調が続いていたハイテク業界の先行きにも黄信号が点滅しています。

 また、リスク回避への動きは株…

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