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 エボラウイルスなどの危険度の高い病原体を扱えるBSL4施設の設置を含む国際的な感染症対策の基本計画を政府が9日に決定したことを受け、長崎大の片峰茂学長は「設置への理解が進むにちがいない」と期待を込めた。9日、記者会見で語った。

 計画では、BSL4施設を中核とする感染症研究拠点の設置先として長崎大を挙げた。2015年度中に国や長崎大、県、長崎市などで構成する協議会を内閣官房に設け、施設の活用法などについて検討する。国立感染症研究所でBSL4施設の運営に必要な人材を育成するとしている。長崎大は、この計画で施設の設置や管理に国が関与することが明確になった、と受け止めている。

 長崎大は坂本キャンパスにBSL4施設を設置する計画だが、地元住民には安全性や有事の際の補償などについて不安の声がある。片峰学長は「長崎大を国に評価してもらった。説得力を持つだろう」と国の関与を歓迎。調漸(しらべすすむ)学長特別補佐は「対話の機会を作り、将来にわたり間断なく説明していく」と話した。(真野啓太)

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