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 紅麴(こうじ)入りの寒梅粉をまとって桜色に染まったそら豆をさくりと軽く焼き上げ、桜の葉で香り付けした蜜がたぎる大鍋で一気に砂糖がけすると、風雅な春の味のできあがり。裏の工房で作っていると、店内にも桜の香りが立ちこめる。4月上旬までの春限定で、毎年楽しみにする人も多い。

 手軽なおやつイメージがある豆菓子だが、1939年の創業以来の自社製造を続け、数々の独自商品を作り出してきた。だしで味を調えた大豆を海苔で手巻きした看板商品「山海豆」など、豆自体がおいしいと評判だ。可能な限り吟味した国産の材料を使い、乾燥そら豆やナッツなど輸入するしかない場合は現地視察などで選び抜いている。

 3代目の福谷勝史さん(38)は、若い世代に訴求する新ジャンル開拓に取り組む。「八丁味噌など独特の大豆食文化が根付くこの町の菓子屋として、豆のある暮らしを提案したい」(織井優佳)

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豆福本店

名古屋市西区新道2の14の10

052・571・4057

年中無休(元日は除く)

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