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 夏の参院選で野党統一候補を支援する「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合」は11日、参院選熊本選挙区(改選数1)の野党統一候補として立候補表明した弁護士の阿部広美氏(49)と、支援の約束などを盛り込んだ協定を結んだ。市民連合は、安全保障関連法に反対する学生団体「SEALDs(シールズ)」や学者の会などの有志がつくったもので、協定を結ぶのは初めて。

 協定書には、①安全保障関連法の廃止②立憲主義の回復③個人の尊厳を擁護する政治の実現の3点を公約とする候補を推薦し、全力で支援すると明記。熊本市内で阿部氏が署名した。

 阿部氏は、記者会見で「熊本の地から民主主義、立憲主義を取り戻す運動をさらに広げていきたい」。市民連合の呼びかけ人の山口二郎・法政大教授は「熊本のケースを全国に発信し、野党統一候補の擁立に向けて悩む多くの市民に対しても可能性を示したい」と述べた。

 熊本県の野党共闘では昨年12月、安保法に反対する団体による「戦争させない・9条壊すな!くまもとネット」が統一候補の擁立を野党各党の県組織に要請。阿部氏が同月、野党統一候補として無所属で立候補することを表明した。

 熊本選挙区には阿部氏のほか、3選をめざす自民の松村祥史氏(51)と諸派新顔が準備を進めている。(奥正光)