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 下水処理水や汚泥を活用し、資源として幅広い可能性を持つ微細藻類「ミドリムシ」を大量培養できるか探る、全国初の大規模な実証実験が17日、佐賀市西与賀町の市下水浄化センターで始まった。市や東芝、藻類培養を手がけるユーグレナ(東京都港区)など6者の共同研究。来月末までに結果を評価してまとめる。

 実験では市の下水処理で出た、チッソやリンを豊富に含んだ処理水と、汚泥処理で出たバイオガスから取り出した高濃度の二酸化炭素(CO2)の品質を確認。それらをミドリムシ培養水槽(計9千リットル)に投入し、培養を活性化させる。

 高栄養のミドリムシは畜産の飼料や田畑の土壌改良、燃料化の研究も進む。ユーグレナの出雲充社長は「佐賀では佐賀牛の飼育に利用するなど地元のニーズに合わせて活用できる」と期待。佐賀市の秀島敏行市長は「地球環境の改善に貢献し、成果を全国に広げたい」と意気込んだ。