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 プロ野球はキャンプイン、球春が到来した。宮崎市でキャンプを行う福岡ソフトバンクホークスには1992年の西武ライオンズ以来の3連覇の期待がかかる。今のホークスをどう見ているのか。スポーツライターで鹿屋体育大学非常勤講師を務める青島健太さん(57)に聞いた。

 ――今の福岡ソフトバンクホークスをどう見ていますか。

 昨年の日本シリーズは古巣の東京ヤクルト(スワローズ)との対決だったので、非常に注目しました。内容的にはホークスが圧倒。ペナントレースでも優勝を早々に決めました。前任の秋山幸二監督時代から安定した戦いぶりは続いています。しばらくは、強い時代が続くと実感させられました。スポーツなので、何が起こるかは分からないですが、ホークスの3連覇の確率も非常に高い。

 ――毎年のように行われる大型補強に批判もある。

 本当に憎たらしいくらい強いので、「金満」などとねたみ、やっかみの声があがるのは分かります。裏を返せば、ホークスがそれだけ強力な布陣で戦うことができていて、親会社の勢いを体現している状況があるのでしょう。

 ホークスの今のありようというのは、プロスポーツのチーム運営の王道です。現代的なアプローチをストレートに展開しているチームと位置づけることができます。投じる資本(財力)は、少なからずチームの強さに反映される。年俸の平均額は巨人が6893万円で4年連続トップで、ホークスは5798万円で2位。DeNAは、2503万円で4年連続最下位でした(日本プロ野球選手会調べ、15年)。すべてが成績、強さに反映されるわけではありませんが、プロスポーツの場合は、投じた金額に応じて戦力補強できるという開かれた原則がある。ホークスのやっていることは、ルールにのっとって、潤沢な資金力を投じチーム補強をしているだけ。たくさん選手を抱えていることが、強さの大きな要素には間違いないですが、それを非難するのはナンセンスです。お金をかければ必ずしも勝つわけではないのもスポーツのおもしろさでもあるのですから。昨季のヤクルトはそれに近かったと思いますね。

 ――圧倒的な戦力で事前に勝負が決しているとの印象も受ける。

 特定の球団に「盤石」「優勝候補最右翼」との声があがればあがるほど、他球団は燃えるし、足をすくおうとする。これがスポーツの楽しく、愉快なメカニズムなんです。それに連覇で言えば、かつての巨人のV9、新日鉄釜石(ラグビー)のV7などホークス以上の成績を残した例も。ホークスは今、王道の球団経営、プロスポーツとはこうやって強くするんだ、という手法をストレートに表現しているチームではあります。

 それでは他球団はホークスに追いつくために何で補うのか。ホークスは資金もさることながら、チーム運営や、ノウハウ、マネジメントも非常に高いところでやってのけているので、手ごわいですね。

 ――ホークスに注文は。

 ホークスは埼玉西武ライオンズ…

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