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 香港で「本土派」と呼ばれる反中国の過激なグループが勢いを伸ばしている。香港を中国の一部ととらえず、香港こそが「本土」だとして、香港人の利益や文化を守ろうと訴える人たちだ。時に暴力的な手段も辞さない姿勢に批判も根強いが、「香港人」意識を高める若者を中心に支持を広げている。

 28日にあった立法会(議会)の補選。民主派が約16万票を獲得して約15万票の親中派を破ったが、香港メディアの関心は、本土派のグループ「本土民主前線」の大学生候補、梁天琦氏(24)に集中した。

 約6万6千票で3位。支持層が重なる民主派の票を崩せば、結果に影響を及ぼしかねない票数だ。梁氏は29日、「満足はできないが、悪くない結果だ。香港の政治は今後、親中派、民主派、本土派の3派で争いたい。本土派は9月の本選挙で、全選挙区に候補者を立てられる」と語った。

 補選は当初、従来通り民主派と親中派が争うとみられたが、春節に旺角で起きた騒乱事件で逮捕された本土派の梁氏への支持がネット上で急速に広がった。

 本土派の主張は、中国からの独立を目指す急進的なものから、現行の「一国二制度」の枠内での「高度な自治」で足りるとするものまで様々だ。中国政府を批判し、民主を求める点では従来の民主派と重なる。だが、非暴力の対話路線ではなく、目的達成のためなら一定の実力行使も許されるとの主張が異なる点だ。

 梁氏は選挙期間中も「弾圧に対抗するにはあらゆる手段が必要」「極悪な政府と戦うには、(非暴力という)限界をもうけてはいけない」などと語り、旺角事件での投石や放火行為を否定しなかった。

 これに対し、中国・香港両政府…

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