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 敗戦直後の1947年にGHQ(連合国軍総司令部)が禁じ、いまは調査目的に限って続く「カスミ網」の今昔を追った記録映画「鳥の道を越えて」(2014年、今井友樹監督、93分)が28日、福井市内で上映される。カスミ網で捕らえた野鳥をたんぱく源としていた岐阜の山間部と福井との意外なつながりを、8年間かけて描いた。

 今井監督は79年、岐阜県生まれ。約10年前、同県東白川村で暮らす祖父が「あの山の向こうに鳥の道があった」と語ったのが、取材のきっかけだった。

 禁令以前、故郷の東濃地方は、おとりで渡り鳥の群れを呼び寄せて捕らえるカスミ網の中心地だったことが、老人たちの話から浮かんだ。網を張る、渡り鳥が通る山の稜線(りょうせん)の猟場は「鳥屋(とや)」と呼ばれた。海がないこの地方で、保存用に塩やこうじで漬けた野鳥は貴重なたんぱく源だった。江戸時代、大きな鳥屋は入札で利用者を決め、捕ったツグミなどで年貢を納めた記録があった。故郷の鳥屋の跡には、猟師が詰めていた小屋の残骸が残っていた。

 カスミ網は現在、渡り鳥に足輪…

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