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 内戦が続くシリアをめぐり、米国とロシアが呼びかけている27日からの停戦について、トルコのダウトオール首相は25日、「停戦はシリアにとって有効。トルコを縛るものではない」と断言した。トルコは今月13日以降、シリア北部で伸長するクルド系勢力を警戒し、越境砲撃を続ける。停戦が実現しても、両者の緊張は続く可能性が高い。

 ダウトオール氏は25日、中部コンヤで記者団に対し、「シリアの停戦実現を支持する」と発言。その上で、シリアのクルド系組織「民主統一党」(PYD)の軍事部門「人民防衛隊」(YPG)を名指しし、「『停戦になれば、トルコは何もしない』と考え、トルコ国内でのテロを支援すべきではない。トルコの安全が脅かされる事態になれば、トルコは誰に相談することもなく必要な対応を取る」と強調した。

 シリアの停戦をめぐっては、アサド政権と反体制派が停戦に応じるかどうかを米国かロシアに通告する期限が、日本時間の26日午後7時に迫る。政権、反体制派ともに停戦受け入れの意思を示してはいるが、シリア各地で双方が絡む戦闘は続いており、停戦が実現するかは依然不透明だ。(イスタンブール=春日芳晃

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