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 JR釧網線の臨時観光列車「流氷ノロッコ号」が28日、1990年から続けてきた現行形式の運行を終えた。最終便は観光客であふれ、沿線では鉄道ファンらが感謝のエールを送った。

 ノロッコ号は網走―知床斜里間で1月末から1カ月間運行。広い窓に面したベンチや、スルメもあぶれる「だるまストーブ」を設け、流氷観光の目玉の一つとして人気を集めた。機関車・客車とも老朽化したため、JR北海道は今季限りで取りやめ、来季以降はディーゼル列車による運行を検討している。

 午後1時57分網走発の最終便には、満員の約260人が乗車。知床斜里駅に近づくと「26年間ご利用ありがとうございました」との車内アナウンスが流れ、大きな拍手がわいた。

 娘2人と初めて乗ったという斜里町の佐々木千里さん(36)は「列車から見る流氷は日常とは違った景色できれいでした。町民や観光客に親しまれてきた名称で、また新しい形で続けてほしい」と話していた。(宮永敏明)