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 国際オリンピック委員会(IOC)は2日、スイス・ローザンヌで理事会を開き、今夏のリオデジャネイロ五輪では、難民となって母国・地域から出場できない選手による「難民五輪選手団」を結成し、チームとして参加してもらうことを決めた。他の国・地域の選手団と同等の扱いをするとしている。

 IOCは難民支援に200万米ドル(約2億2千万円)を拠出しており、現在は43人の難民選手が支援を受けて五輪を目指している。出場には競技ごとの資格条件をクリアする必要があるが、個人資格での出場も可能。IOCによると、5~10選手が出場資格を得られそうだといい、6月の理事会で正式に選手団を発表する方針だ。

 難民五輪選手団はユニホームをそろえ、IOCがコーチや技術スタッフを支援する。開会式は最後に登場する開催国ブラジルの前に、五輪旗を掲げて入場する予定。表彰式では国旗と国歌に代わり、五輪旗と五輪賛歌を使う。

 IOCのトーマス・バッハ会長は「世界の難民の方々へ希望のメッセージを送りたい」と語った。(ローザンヌ=河野正樹