[PR]

 米連邦捜査局(FBI)が米アップルに、テロ事件の容疑者が使っていたiPhone(アイフォーン)のロック解除を求めている問題で、国連のザイド人権高等弁務官は4日、「全世界の人々の人権に悪影響を与える可能性があるため、米当局は法手続きを慎重に進めるように求める」との声明を出した。

 FBIは、カリフォルニア州サンバーナディノで昨年12月に14人が殺害されたテロ事件の捜査に絡み、容疑者のiPhoneを調べるため、ロック解除のための新たなソフトを作ってこの端末の情報を見られるようにするよう、アップルに求めている。

 ザイド氏は声明で、「専制国家や犯罪ハッカーへの『贈り物』になるかもしれない」と指摘。「殺人者に共犯者がいたかどうかを捜査する方法はたくさんある」として、異論を唱えた。(松尾一郎)