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 ジカウイルスに感染した妊娠女性の約3割で先天的に頭の小さい「小頭症」などを含む胎児の異常が見つかったと、米国とブラジルの研究チームが4日付米医学誌ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンで発表した。

 チームは、ブラジルで昨年9月から今年2月まで頭痛などを訴えて受診した妊娠中の女性を対象に調べた。ジカウイルスの感染が確認された妊婦42人の胎児を超音波検査したところ、12人に小頭症や神経系の異常が見つかり、うち2人は死亡した。感染がなかった女性16人の胎児には異常がなかったという。

 チームは「ジカウイルス感染による妊婦の症状は穏やかでも、胎児には深刻な影響をもたらす恐れがある」と注意を促している。

 国立成育医療研究センターの宮入烈(いさお)感染症科医長は「風疹の場合、感染が妊娠初期の方が胎児に障害が出やすい。今回報告されたジカウイルス感染症の妊婦は、妊娠の週数に関係なく、胎児に重い障害が出ている点が特徴的だ」と話している。

<アピタル:ニュース・フォーカス・その他>

http://www.asahi.com/apital/medicalnews/focus(南宏美)