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北陸新幹線2年目に向けて:上

 祭りのようなにぎわいをもたらした北陸新幹線。迎える住民や経済関係者はどうとらえたか。開業1年の節目に探った。

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 石畳の両側に並ぶ紅殻格子のお茶屋のたたずまいが花街の風情を静かに醸す――。

 金沢市のひがし茶屋街のこんな決まり文句は、過去のものなのか。いまや、午前8時半になると観光客が押し寄せ、夕暮れまで散策や記念撮影が続く。大声で話して歩く人もいる。

 昨年3月14日に開業した北陸新幹線は、閑静な街を変えた。介護施設に行こうにも、あふれる観光客に車の出入りに時間がかかる。通りを通行止めにするテレビや映画の撮影は断るようにした。

 金沢東山・ひがしの町並みと文化を守る会の中村驍(たけし)会長(72)は、こう推し量る。「みんな我慢している。『静かに暮らしたい』という思いはあります」

     ◆

 JR西日本金沢支社は開業前、首都圏と金沢を結ぶ北陸新幹線の利用客は「前年の在来線特急の2倍」と予想していた。実際は、開業から今年2月末までで3倍にあたる約898万人。先行開業した九州や東北の新幹線を調べて準備をしたが、想定外の事態が次々と起きた。

 金沢駅では、みどりの窓口や券…

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