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 原発の再稼働やプルトニウムとウランの混合酸化物(MOX)燃料を使う「プルサーマル発電」について考える講演会が8日夜、東京の衆院第2議員会館で開かれた。米国のNGO「原子力資料情報サービス」のメアリー・オルソンさん、前広島平和文化センター理事長のスティーブン・リーパーさんらが参加した。

 オルソンさんは10万人の原爆被爆者を追跡した米国の調査を踏まえ、5歳以下で被曝(ひばく)した人ほど発がんリスクは高まり、男性より女性のリスクが高いと指摘。MOX燃料の原発事故が起きると、リスクは2倍になるとした研究も紹介した。そのうえで「プルトニウムを人類の問題として考えたい」と述べた。

 リーパーさんは原発事故から間もなく5年になる福島での経験から「かつて原発を軽視していたことが恥ずかしい」とし、「原発は国をなくしてしまう恐れがある。なぜ、こんなリスクを人類は負わなければならないのか」と語った。(核と人類取材センター・副島英樹)