西尾邦明
コンビニ大手が「女性の視点」を生かした店作りに取り組み始めている。かつては男性の利用者が中心だったが、生活に欠かせない拠点として存在感を増す中で、女性客も増えたためだ。大手のローソンでは、店の女性オーナーの比率を現在の1割から3割に引き上げる目標を掲げた。
「女性だけで店舗の経営のことを話し合える場ができないか」
昨年5月、ローソンの女性オーナーの一部がそんな提案をした。日頃の会議などで顔を合わせているが、出席者は男性が多く、女性同士でじっくり意見を交わしたいと考えるようになったという。本部は、翌月、女性オーナーからなる「ローソンオーナー福祉会女子部(ローソン女子部)」を発足させた。
今月3日には、静岡市で全国会議が開かれた。「ギョーザや豆腐などを強化し、リピート率を上げて強みにするべきだ」「アルコール消毒で手が荒れ、おつりを渡す時に気にかかる」。女性オーナーの代表9人が、約4時間、議論を深めた。玉塚元一社長は「お世辞はいらない。ローソンをよくするためにどんどん言って」と呼びかけた。
女子部代表の松岡稚香子さんは…
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