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 「ラジオ業界随一のオタク」と称されるニッポン放送の吉田尚記(ひさのり)アナウンサー(40)。サブカルの話題を中心に、地上波とツイッターで生放送する「ミュ~コミ+プラス」のパーソナリティーを務める。「こないだはゲストで来たGLAYのギタリスト・HISASHIさんと8ビットパソコンの話で盛り上がった。音楽の話題ではなく(笑)」

 本業のほか、年間およそ100本のイベントの司会を担当。昨年出した著書「なぜ、この人と話をすると楽になるのか」は12万部を超えた。ツイッターでは14万人超のフォロワーを抱える。

 東京・銀座出身。母と祖母に連れられ、幼少期から宝塚歌劇や歌舞伎に親しんだ。大学では落語研究会に所属。たまたま受けた同局の採用試験に「扇子と手ぬぐいを持って」臨み、合格したが、入社当初は「何をやってもきちんとできない、鳴かず飛ばずのダメアナウンサーでした」。

 転機は2002年。アニメ映画「WXⅢ機動警察パトレイバー」のPR番組のパーソナリティーに起用された。若手の仕事、という理由だったが、実はファンクラブに入るほど大好きな作品。「作品に由来したと思われるラジオネームにつっこむなど、あまりにも細かいことを話したら、リスナーがざわついた。スタッフも、オタクだったのか!って」。以来、局内外からサブカル関連の仕事が舞い込み続けている。

 昨年5月、同局はデジタル戦略の一環で「吉田ルーム」を新設。今年4月には吉田アナをアイコンにしたカルチャー情報サイト「yoppy」を本格的に立ち上げる(ティザーサイトはhttp://www.yoppy.tokyo/別ウインドウで開きます)。「ラジオで面白いことが起きても拡散しない。どんどん流れてしまうから。テキストで残せることは大きい。昔と比べて個人がニュースを発信するスタイルが浸透してきた。僕が伝えることに意味がある、と会社が思ったのかな」

 とはいえ、「まずはラジオを聞いてもらわないと」とも。「テレビは鳥の目、ラジオは虫の目。今は虫の目の価値が見直されているタイミング。サイトを立ち上げることで、僕が発信した記事が目に留まり、ラジオを聴いてもらうきっかけになれば」。同局の村山創太郎社長は、「ニッポン放送の宝。単なるオタクではなく勉強している。ラジオへの引き込み方もうまい。どんどん才能を伸ばしてほしい」と期待する。

 発信側と受信側が同じだったら面白そう、と「ラジオ受信機」の制作にも取り組む。「ラジオは小回りがきくし、しゃべり手とディレクターがいれば番組は作れる。まだまだ伸びる成長産業です!」

     ◇

 そんな吉田を憧れの存在と語るのは、文化放送の八木菜緒アナウンサー(29)だ。NHK高知放送局の情報キャスター、テレビ愛媛のアナウンサーを経て、昨年4月、同局に入社した。「テレビ時代は抑えていたアニメやコスプレのネタを取材したくなった。ラジオなら自由にしゃべることができそうだなあと思った」と転身の動機を明かす。

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