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 日本産科婦人科学会(日産婦)は12日、「産後うつ」になるかもしれない人を早めに見つけて対応するため、「全ての妊産婦の精神面をチェックする必要がある」などとする報告書をまとめ、発表した。今後は、産婦人科診療ガイドラインに盛り込むかどうか、検討していくという。

 米英では妊産婦が亡くなる主な原因が、うつ病や気分障害による自殺と報告されている。国内でも妊産婦の死亡原因は、自殺が最も多い可能性があるという。日産婦を含む3学会がまとめた報告書は、海外の文献調査から、妊娠の初診時にうつ病になったことがあるかを尋ねたり、産後2、4週に精神面の質問をしたりすることが必要と指摘している。

 報告書をまとめた日産婦周産期委員会の竹田省委員長は「(精神疾患を)いかに早く見つけて防ぐかが課題になっている。2017年のガイドライン改訂に役立ててほしい」と話している。

 また、日産婦は12日、妊娠中に感染すると胎児に感染する恐れがある梅毒が流行しているため、「性器間だけでなく、粘膜でも感染する」などとして正しい知識を持つよう注意を呼びかけた。(合田禄)

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