八田伸拓、千葉卓朗
全国的に抜群のブランド力を誇る富山湾の寒ブリ。北陸新幹線開通後、初の旬を迎えた今季は不漁で、高級ブランドの「ひみ寒ぶり」は出荷できずに終わった。漁獲高が毎年大きく変わる気まぐれなブリ。地元はどう対応しているのか?
「関係者一同が勉強させられたシーズンでした」。2月、氷見漁業協同組合など、地元の魚のプロたちでつくる「判定委員会」が発表した「ひみ寒ぶり宣言見送り」の公表文には、無念さがにじんだ。
「ひみ寒ぶり」は2011年に商標登録されたブランド名。「大きさ6キロ以上」といった厳しい基準をクリアしたブリのみに与えられる高級魚の証しだ。認定されたブリには証明書が添付され、専用ケースで出荷される。10年に起きた氷見産ブリ産地偽装事件をきっかけに始めた仕組みだ。
ただし、一定数以上の水揚げの…
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朝日新聞社会部