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 午前は看護師、午後はシンガー・ソングライター。北海道富良野市出身の瀬川あやかさん(23)が、ピアノとギターの弾き語りでメジャーデビューを目指している。東京で徐々にファンが増えているといい、2月には初めて札幌でライブを開いた。

 瀬川さんは午前中、都内の内科クリニックで看護師として働き、終業後に作詞作曲やライブ活動に奮闘している。2014年春から本格的に歌手活動を始め、今は月に約4回のライブをこなす。

 看護師の母に育てられ、5歳からピアノを始めた。「聴いた人が笑顔になってくれる音楽が好き」と、歌手に憧れていた。でも「歌手になるなど現実味のない夢」。母のような看護師になろうと、高校卒業後に首都大学東京の看護学科に入学した。

 転機はすぐに訪れた。大学1年の時に出場したミスコンで準グランプリを受賞し、芸能事務所から声をかけられた。「田舎出身の私に、こんなことあるの?」と戸惑ったが、事務所の後押しを受けてシンガー・ソングライターを目指すことになった。大学に通いながら独学で作曲とギターを勉強し、これまでに約50曲をつくった。

 瀬川さんにとって「看護」と「歌」はつながっている。「認知症の患者さんも、一緒に歌を歌うと体が覚えてるんです。歌も看護も、人を元気づけるという意味では根本は同じだと思っています」

 忙しい毎日だが、「両方とも小さな時からの夢だった。苦痛に思ったことはありません」。「紅白の舞台に立って、日本中の人を元気にする」という夢に向かい、今後はふるさとの道内でもライブを積極的に開くつもりだ。

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(野崎智也)