[PR]

 宮崎市の認可保育所で、30代の男性保育士が、昼寝の時間に下半身の服を脱いでいた園児にはさみを向けて「陰部を切る」と注意するなどしていたことが22日、わかった。市は昨年12月、立ち入り調査を実施。「虐待行為にあたる」として、保育所側に文書で改善指導を行ったという。保育士は自宅待機処分となり、昨年末に依願退職した。

 市子ども課によると、保育士は昨年2月ごろ、昼寝の時間に眠らずに下半身を出していた園児に、はさみを示して「そんなに出すなら切るから出して」と注意。別の園児が昼寝をしなかった際、腹に消毒薬を塗りはさみを持って「悪い虫がいるから手術する」と言ったり、廊下で騒ぐ園児にホチキスを示して「口をとじるよ」と注意したりした。ほかにも園児を注意する際、平手打ちしたり、げんこつでたたいたりしたこともあったという。

 昨年11月、保護者から「こどもがはさみを向けられ、怖がっていた」と連絡があり発覚した。自宅ではさみを取り出して保育士のまねをする園児や、当時の話をすると泣き出す園児もおり、保育所側は心理カウンセラーに定期的に来てもらいケアしているという。

 市子ども課は「けがはなくても精神的に不安になって泣くなど虐待行為にあたる」と話している。(土舘聡一)