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 ベルギー連続テロの実行犯の一人で、空港で自爆死したとされるナジム・アシュラウィ容疑者(24)の弟ムラードさん(20)が24日夜、ブリュッセルで会見を開いた。同容疑者の過激化には「気づかなかった」とし、事件について「悲しいし、怒りを感じる」と話した。

 会見での説明によると、ナジム容疑者は5人兄弟の長男。ムラードさんによると、ナジム容疑者は「頭が良く、読書好き」。兄弟の仲は良かったが、2013年を最後に会っておらず、兄から両親にあった電話で初めて兄のシリア渡航を知った。「行方は捜していた。見つけていれば連れ戻しただろう」と疲れた様子で話した。

 ムラードさんはテコンドーのベルギー代表。「自分と(テロに関わった)兄とが同一視されないことを願っている」と話した。(ブリュッセル=渡辺志帆)