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 戦後の安保政策を大きく転換させる法律が29日、施行された。元自衛官や予備自衛官は安全保障関連法をどう受け止めているのか。タレント、作家、フリーライターとしても活動する3人に聞いた。

タレント・福島和可菜さん(33)

 地元・函館には陸自の駐屯地や海自の基地があり、自衛隊は身近な存在。高校で陸上競技をやっていたので体力に自信がありましたが、いざ入隊すると衝撃を受けました。食事、お風呂……。みんな一緒の共同生活。迷彩服をしまう場所も1センチ単位で決まっている。訓練もきつかったですね。

 155ミリ自走榴弾砲(りゅうだんほう)という大砲を扱う部隊に長く所属していました。山中で1カ月間過ごす野外演習もありました。トイレはない。お風呂も仮設テントの中で週1回ほど。いつ相手が攻めてくるか分からない想定で、緊張の連続でした。

 武器を扱うときは、その重みを感じました。人の命を一瞬で奪えてしまう。私が所属していたころ、自衛隊には「自分たちから攻撃する」という発想はありませんでした。的はいくらでも撃てるんですけど、もし目の前に人がいたら、簡単には引き金を引けないと思います。

 安保法が施行され、どういう風に変わるか分かりません。ただ、戦争は本当に恐ろしい。安保法をきっかけに、みんなで戦争や平和について関心を持ち、考えていければいいですね。(聞き手・広島敦史)

     ◇

 ふくしま・わかな 1982年に北海道で生まれ、2001年に陸自に入隊。第2特科連隊(北海道)などに所属した後、05年に退職。現在はタレントとしてテレビやラジオなどに出演している。

作家・神家正成さん(46)

 自衛隊はペルシャ湾の機雷掃海(1991年)やカンボジアの国連平和維持活動(PKO、92~93年)から海外派遣を重ねてきました。目立った犠牲がないのは情報収集など部隊が細心の注意を払った結果。隊員の精神的、肉体的負担は相当なものだったでしょう。

 「深山(みやま)の桜」のテー…

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