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 高松商のアルプス席では、この日も多くの人たちが声援を送った。華やかな応援を「裏方」が支えている。

 この春高松商を卒業した溝渕夏美さん(18)は、吹奏楽部員の2、3年生45人に交じってクラリネットを吹いた。「ちょっとでも貢献できれば」と、いなべ総合(三重)との1回戦に続き、甲子園に足を運んだ。「まさか甲子園で吹けるとは思っていなかったので、すごくうれしい。今まで練習してきた成果を、落ち着いて発揮してほしい」と話していた。

 隣ではサッカー部の2年生3人が太鼓をたたいた。高松商は、野球部とサッカー部がグラウンドを共有している。1回戦から太鼓をたたく増田拓海君は、右手首を痛め、テーピングを巻いて太鼓をたたいた。「同じグラウンドでやっている仲間として、サッカー部も負けずに追いつきたい」

 選手の名前や曲名、かけ声が書かれたパネルを掲げていたのは、生徒会の有志7人。中田有香さん(3年)は「最初は何が何だかわからなかったが、3試合目で慣れてきた」という。次々と得点を重ねる選手たちに「のってるなって感じがする。ここまで来たら、優勝までいってほしい」と期待を寄せていた。(休波希)