[PR]

 愛知県が観光PRで「忍者」を募集したところ、約40カ国の外国人200人から応募が殺到した。約20の海外メディアが募集について報じたためで、外国人は応募者全体の8割を占めた。県の担当者は世界的な「ニンジャ人気」に「想定外」と驚いている。

 募集したのは、県が昨年発足させた「徳川家康と服部半蔵忍者隊」の新メンバー。忍者装束で観光客をもてなすのが任務で、月給は18万円。結成時は外国人の応募はゼロだったが、今回は仏AFP通信や米CNNや英BBCなど約20の海外メディアが事前に募集を報じ、世界中から注目が集まったという。

 応募者は米国(38人)やロシア(29人)、イタリア(12人)からが特に多く、アフリカや中南米の国からも。中部空港(愛知県常滑市)で30日にあったオーディションでは、書類選考を通った外国人2人が志望動機や特技を披露。台湾の女性ダンサーは「5歳のころからニンジャになることが夢でした」と話した。アゼルバイジャン人の男子学生は、オランダからネット電話でパソコンをつなぎ参加した。

 審査で6人程度に絞り込み、5月以降のデビューを目指す。県観光振興課の安達智志さんは「忍者は世界に通用するコンテンツだと改めて感じた」と驚いた。(原知恵子、諸星晃一)