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第1回

 法隆寺は聖徳太子(574~622)ゆかりの寺。7世紀から奈良・斑鳩の里にたたずむ。1400年の歴史の中で、実は戦後の70年ほど激動の時代はなかったかもしれない。金堂炎上、聖徳宗の開基、百済観音のルーブル美術館展示、そして日本最初の世界遺産。128世管主であった高田良信長老(75)は、その流れを見続け、法隆寺の歴史を軸とする「法隆寺学」を提唱してきた。高田さんの半生から、古寺の現代史を見通してみたい。題して「高田長老の法隆寺いま昔」の始まりである。

     ◇

 これからいろいろ雑談させてもらいますが、なにぶんお寺へ来て63年経っています。小僧になった12歳から22、23歳ごろまでは記録などもありません。鮮明に覚えていても時代が違ったりするかもしれません。どうぞよろしくお願いします。

 さて、私は奈良市の出身。東大寺に縁のある家でした。子ども時分のある時、東大寺の管長だった平岡明海さんに「本坊へ来い」と言われました。「法隆寺さんがお弟子を捜しているので、法隆寺へいかんか?」というのです。

 東大寺に住んでる人も少しは知…

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