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 会員への卸売りで業績を伸ばした化粧品販売会社「MEDIC」(東京都中央区)が、約1億2千万円の所得を隠して脱税したとして、名古屋国税局は、同社と山口孝栄・実質経営者(61)を法人税法違反容疑で名古屋地検に告発した。脱税額は約3千万円とされる。山口経営者は容疑を認めているといい、地検は在宅起訴するとみられる。

 MEDICは、エステや美容室などの会員と販売店契約を結び、化粧品を卸していた。会員は顧客に販売しているが、その際、仕入れ数によって卸売価格が割り引かれるほか、販売実績に応じて報奨金も支払われるという。

 関係者によると、同社は、営業実態のない数社から化粧品を仕入れたように装ったほか、架空の販売店に報奨金を払うように見せかけて経費として計上するなどし、所得を隠した疑いがある。所得隠しは2014年11月期までの2年間で約1億2千万円、脱税額は約3千万円とみられる。

 隠した所得の一部は、関連会社への貸し付けや、山口経営者の知人の生活費に充てられたという。

 名古屋国税局は、山口経営者が経理や業務の全般を握っているとみて、告発に踏み切った模様だ。

 MEDICは朝日新聞の取材に対し、「弁護士に任せてある」と説明。山口経営者の親族は国税局の調査を受けたことを認めた。

 信用調査会社によると、同社は12年末の設立。約2年間は名古屋市に本社があった。顧客開拓で売り上げを伸ばし、13年11月期で約7億6500万円、14年11月期で約10億円だった。現在、不動産管理会社となり、化粧品販売は金沢市にある関連会社へ移ったという。

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