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 シャープは台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業の資金で開発をめざす有機ELパネルの生産拠点について、亀山工場(三重県)から、両社が共同運営する「堺ディスプレイプロダクト」(SDP、堺市)への変更を検討していることが、4日わかった。新たな設備をつくるスペースなどを踏まえて、判断したとみられる。

 シャープは2日、鴻海から3888億円の出資を受ける契約を結んだ。このうち2千億円をスマートフォンの画面として将来有望な有機ELに投資する方針で、亀山工場に生産ラインをつくり、2018年の量産をめざすとしていた。

 関係者によると、亀山工場ではラインを設置する十分なスペースがとれない可能性があるという。このため施設に余裕があるSDPで、共同で有機ELの開発にあたる方向だ。亀山工場は消費電力が少ない「IGZO」と呼ばれる液晶パネルの生産拠点で、今後も設備の増強などを進める。(新宅あゆみ)