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 タクシー大手の日本交通(東京都千代田区)は5日、東京23区と武蔵野市、三鷹市を含む営業区域の初乗り運賃を、現在の「2キロ730円」から「1キロ強410円」に変更を求める申請を国土交通省に行った。近距離でも気軽に乗ってもらい、利用を増やすねらいだ。

 初乗り後は80円ずつ加算し、2キロ以上では今とほぼ同じ運賃となる。このため国交省は、値上げと比べ、手続きを簡単にする方針。

 日本交通の申請から3カ月以内に、地域の車両台数の7割を超えるタクシー会社が同様の申請をすれば、国交省が認可に向けた審査に入る。他の大手も申請に前向きで、認可されれば来年4月にも、地域全体が同じ運賃体系になる。

 日本交通の川鍋一朗会長は申請後、「バスや鉄道に流れた利用者を取り戻すきっかけにしたい」と話した。客単価は下がっても、利用者増で収入は減らないと見込んでいる。(野口陽)