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 大正時代の恋愛をコメディータッチに描いた「はいからさんが通る」、源氏物語が原作の「あさきゆめみし」などで知られる漫画家の大和和紀(やまとわき)さん(68)が今夏、デビュー50周年を迎える。歴史を舞台に魅力あふれる人物を描いたストーリーの数々は、どのようにして生まれたのか。創作の軌跡を聞いた。

 織豊期から江戸初期にかけて実在した書家の女性が主人公の「イシュタルの娘――小野於通伝」(女性向け漫画誌「BE・LOVE」で連載中)には、真田信之、信繁(幸村)兄弟も重要な役で登場する。連載が決まったとき「幸村が描ける」と喜んだ。「生涯、武将であり続け、最後に潔く散った姿がいい。もっとも好きな武将です」

 幸村との出会いは、幼少期に読んだ杉浦茂の漫画「猿飛佐助」。兄の影響で幼稚園児の頃から少年漫画を読みふけり、「鉄腕アトム」「ちかいの魔球」「紫電改のタカ」「伊賀の影丸」などのヒーローたちに夢中になった。

 自分で描き始めたのは中学時代。「漫画は教育に良くないとされ、中学生になって読んでいると風当たりが強かった。そこで読むための口実として描き始めたんです」。高校時代に忍者の漫画を同級生に見せると、最初こそおもしろがられたが、次第に“読者”が離れていった。「女子向きのかわいい絵に変え、テレビで放送されていた宝塚歌劇を参考に物語を作ったら好評でした。それから少女漫画の作風になりました」

「はいからさんが通る」人気の裏に

 高2の時、同世代の里中満智子さんが講談社の新人賞を受賞したことに刺激され、漫画賞に応募。佳作に選ばれ、デビューした。

 出世作「はいからさんが通る」…

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