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 中南米で流行するジカウイルス感染症(ジカ熱)について、今年中に日本国内で感染が起きるリスクは16・6%とする推計を、北海道大の西浦博教授(理論疫学)のチームが発表した。論文が5日付の英科学誌に掲載された。西浦教授は「日本で感染が起きる可能性は低く、起きても限定的」とみている。

 チームは、ブラジルへ行き来する人の流れや、ウイルスを媒介する蚊の生息の有無、同じ蚊が媒介するデング熱の流行状況などをもとに、海外でジカ熱に感染した人が、今年末までに各国内で別の人に感染させるリスクを計算した。16・6%の日本は、中国の40・7%、台湾の36・7%と比べて低いという。

 今年1月末時点の情報をもとに推計。8月に開かれるリオデジャネイロ五輪に伴う人の移動は考慮しておらず、考慮すればリスクは高まる可能性があるという。(南宏美)