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 優れたテレビドラマの脚本と作家に贈られる第34回向田邦子賞(東京ニュース通信社など主催)の選考会が5日に開かれ、NHK木曜時代劇「ちかえもん」(1月14日~3月3日、全8回)の藤本有紀さん(48)に決まった。同賞で時代劇が選ばれるのは初めて。

 「ちかえもん」は、スランプ中の近松門左衛門が人形浄瑠璃の傑作「曽根崎心中」を生み出すまでを描いたコメディー。会見した藤本さんは「時代劇が減っている中で、感謝の言葉しかない。これからも小さい人間の大きなロマンを書きたい」と喜んだ。

 脚本家で選考委員の池端俊策さんは「抜群に面白かった。言葉がはねていて流れが良い。向田さんも人物がしゃべる言葉は生き生きしていたが、言葉で遊んで人をたぐり寄せる力があった」と選考理由を話した。

 藤本さんは兵庫県出身。過去にNHK朝の連続テレビ小説「ちりとてちん」(2007~08年)、大河ドラマ「平清盛」(12年)なども手がけている。(滝沢卓)

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