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 徳島県鳴門市で営巣する国の特別天然記念物・コウノトリの巣が5日午後3時過ぎ、カラスに襲われた。先月、兵庫県豊岡市周辺以外で初めて野外で産卵したとみられていたが、県によるとカラスが巣の中の卵を食べ、1個をくわえ飛び去った様子が目撃されたという。コウノトリのペアは抱卵をやめており、県はヒナがかえる可能性はないと判断した。

 ペアは2月ごろから巣作りを始め、3月19日に卵を産んだと推定されていた。周辺では日本野鳥の会県支部などのチームが観察を続け、カラスに襲われた様子も目撃した。県立農林水産総合技術支援センターの柴折史昭(しばおりふみあき)所長は「残念な結果になる可能性が高いが、1度失敗しても再び産卵した例もある」と話した。