なかなか眠れない、夜中に何度も起きてしまう――そんな悩みを抱える高齢者は少なくない。昼間に眠気やだるさがあれば不眠症の可能性があり、睡眠時無呼吸症候群や夜間頻尿がかかわっていることもある。原因や病状に応じた治療が必要になる。
「昼間に居眠りをする」「一日中だるく、やる気が起きない」。80代の女性がそんな悩みを訴え、獨協医科大学病院睡眠医療センター(栃木県)を受診した。10年以上も続いているという。午後11時ごろに寝て、翌日午前8時ごろに起きる規則正しい生活。睡眠時無呼吸症候群の精密検査や内科系の病気を調べる検査でも異常はなかった。
問題は夜の眠りにあった。「寝床に入っても寝付けない」「ぐっすりと眠った感じがしない」などの症状がみられ、夜中に1~2回は起きてしまうという。
不眠症と診断され、少量の睡眠薬の服用を始めた。いまは「寝つきもよくなり、昼間の眠気も治まった」と言う。
高齢者が睡眠に悩みを抱えている場合、量より「質」に問題のあることが多い。
同センターの宮本雅之・同大看…
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