【動画】コウノトリの巣で卵のようなものをくわえるカラス=読者提供
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 カラスに卵を襲われた鳴門市のコウノトリは今回、繁殖に失敗したと県が6日、正式に発表した。仮に卵が残っていても、抱卵していないためヒナは生まれないとみている。また、カラスが食べた卵の殻を回収し、兵庫県立コウノトリの郷(さと)公園に送った結果、無精卵の可能性が極めて高いと鑑定された。

 5月ごろまでは再び産卵する可能性もあるといい、県や市でつくるコウノトリ定着推進連絡協議会は、刺激せずに見守るよう、呼びかけている。

 協議会などによると、4日以降、オスにくちばしで挟まれるなどの攻撃を受けたメスが巣に寄りつかなくなった。5日はペアが巣を離れた隙にカラスに襲われた。本格的な抱卵に入った3月26日から今月2日までは、巣を留守にすることはなかった。これらの状況を踏まえ、繁殖に失敗したと判断した。