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 TBS系の番組を「放送法違反」などと主張してきた「放送法遵守(じゅんしゅ)を求める視聴者の会」について、TBSは6日、「見解の相違を理由に弊社番組のスポンサーに圧力をかけるなどと公言していることは、表現の自由、ひいては民主主義に対する重大な挑戦であり、看過できない行為であると言わざるを得ません」とするコメントを出した。

 同会は1日、放送時間に基づく独自調査の結果として、「TBSによる安保法制報道は、局を挙げての重大かつ明確な放送法違反」などとする声明を発表。声明への回答をTBSに求め、回答の内容によっては同局のスポンサーに働きかける国民的な運動の展開を検討するとしていた。

 TBSはコメントで「放送法に違反しているとはまったく考えておりません」と主張。「少数派を含めた多様な意見を紹介し、権力に行き過ぎがないかをチェックするという報道機関の使命を認識し、自律的に公平・公正な番組作りを行っております」としている。

 TBS広報部は「声明に回答する考えはないが、視聴者やスポンサーに弊社の立場を明確にする必要があると判断し、コメントを出した」という。

 同会は保守系の学者らで昨年11月に発足。TBS系の報道番組「NEWS23」で昨年9月、岸井成格(しげただ)アンカー(当時)が「メディアとしても(安全保障関連法案の)廃案に向けて声をあげ続けるべきだ」と発言したことを「放送法第4条に違反する」と批判する意見広告を、読売新聞と産経新聞に出した。(松沢奈々子)