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 総務省の家計調査で、宮崎市が昨年の1世帯あたり(2人以上)のギョーザ購入額で3位になった。宇都宮市と浜松市の首位争いに注目が集まる調査。京都市を抑えてのベスト3入りに、市の担当者も「まさか」と驚きを隠せない。

 調査は県庁所在地と政令指定都市が対象。スーパーなどで売られる生ギョーザや焼ギョーザへの支出額を調べるもので、冷凍品や料理店からの持ち帰り分は含まない。宮崎市の1世帯あたりの年間支出額は2711円で、1位の浜松市(4646円)、2位の宇都宮市(3981円)に続いた。

 自治体を挙げて首位をめざす宇都宮と浜松の両市が1、2位を競い、中華料理チェーン「餃子の王将」発祥の京都市が5年連続で3位だった。今回、一昨年5位の宮崎市が京都市(2542円)を抜いた。

 宮崎市観光協会の高島弘行専務理事は「まさか全国で3位になるとは。びっくりした」と驚く。これまでパンフレットや協会のホームページ内でギョーザをPRしたことはないという。

 総務省の担当者は宮崎市の躍進について「はっきりした原因はわからない」。市内でスーパー9店舗を展開するマックスバリュ九州(福岡市)の広報担当者も、「ギョーザの販売数は他地域と変わらず、宮崎市で特に人気という話は聞いたことがない」と話す。

 市内2カ所で生ギョーザの販売専門店を出す「ぎょうざの丸岡」(都城市)。昨年、計約460万個を販売した同社の丸岡徹也常務は「延岡や高鍋などにも専門店が多い。それらが宮崎市内に進出したことで、ギョーザが身近な存在となったことが要因の一つではないか」と分析する。

 宮崎市のギョーザ専門店「黒兵衛」の黒木賢次さん(67)は「食材は県産のものにこだわり、他の店でも同様の取り組みがされている。食の安全性に値段の安さもあり、より親しみやすくなったのでは」と話す。

 市観光協会の高島専務理事は「しっかり情報を収集し、この結果をPRにつなげることも検討していきたい」と話している。(金山隆之介)