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 宮崎県高鍋町出身で、児童福祉の先駆者・石井十次(1865~1914)を記念し、児童福祉の分野で優れた業績をあげた団体や個人を選ぶ「石井十次賞」(石井十次顕彰会主催)の第25回贈呈式が8日、同町であり、大分県別府市の社会福祉法人「別府光の園」(浜田多衛子理事長)に賞状などが贈られた。

 同園は1936年開設の結核療養所・光の園病院が前身。敗戦翌年の46年、食料を求めて集まった戦災孤児のために児童養護施設としての活動を始めた。現在は障害のある卒園者のためのグループホーム、児童館、保育所など六つの施設を運営し、地域に根ざした活動が評価された。家庭の事情などで1~18歳の約40人が暮らす児童養護施設では保育士や浜田理事長が寝食を共にしている。

 式では、松永忠・統括施設長が「子どもたちを大事にし、石井十次先生のような立派な方が育つように日々努力していきたい」と述べた。(伊藤秀樹)