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 なかなか寝付けず夜中に何度も目が覚める。仕事中や授業中、眠気に襲われる。こうした症状に悩む人のための広島大学病院(広島市南区)の専門外来「睡眠障害外来」の治療現場を訪ねました。昼寝を採り入れた広島県東広島市の小学校の試みとともに紹介します。

 

不眠・過眠 うつ病併発も

 「不眠は病気じゃなくて自然に治ると思い込んでいた」。広島県府中町の女性(58)は不眠に悩んだこの3年間をしみじみと振り返った。

 両親と弟に加え、愛犬も失ったのがきっかけだった。不眠が数カ月続くうちに料理の味がわからなくなり、外出するのも嫌になった。「今日も眠れないのでは」と不安が高じ、ベッドに入った途端に動悸(どうき)がして眠れない日もあった。

 心療内科の医院を受診すると「まず眠らないと治らない」と言われ、そこで紹介された広大病院の睡眠障害外来に2年前から通う。不眠症でうつ状態。そう診断されて服薬は続ける一方、床につく時間を夜9時半から不眠になる前の11時に戻す努力をし、眠れずにベッドにいる時間を短くするようにした。ベッドにいた時間帯や眠った時間帯、よく眠れなかった時間帯を記録する「睡眠日誌」もつけた。

 治療後は毎日約6時間眠れるようになり、食欲や気力も元に戻った。薬の量も3錠から1錠に減らせたという。女性は「もう少し頑張り、薬なしで眠れるようになりたい」と話す。

 同外来担当で、日本睡眠学会「睡眠医療認定医」の山下英尚講師(48)によると、ストレスや心身の病気、生活リズムの乱れをきっかけに不眠になることがある。週に3日は眠ろうとしても眠れないような状態が1カ月以上続き、日中に疲労感や眠気、集中力の欠如、気力減退などを感じる場合は不眠症の可能性がある。専門医に診てもらった方がいいという。

 同外来では、患者が病室に1泊して、体にセンサーを付けて睡眠の時間や質、睡眠時無呼吸症候群の有無などを調べる検査もしている。不眠で来た患者にうつ病など別の病気が見つかることもよくあるという。

 夜に十分寝ていても、学校や職…

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